成人式や結婚式、卒業式など、人生の大切な節目に身にまとう「振袖」。
その美しさや華やかさに心が躍る一方で、「着こなしやマナーに自信がない……」と不安に思う方も多いのではないでしょうか?
今回は、初めての方にも安心して振袖を楽しんでいただけるよう、振袖を着るときのマナーや注意点を、分かりやすくご紹介します。
1. 正しい姿勢と所作を意識しましょう
振袖は、普段着慣れない和装だからこそ、立ち居振る舞いがとても大切です。
- 背筋を伸ばして立つ
背筋をピンと伸ばして立つことで、振袖姿がより美しく見えます。猫背だとせっかくの着物が崩れて見えてしまうことも。 - 歩幅は小さく、ゆっくりと
裾を踏まないように、歩幅は小さめに。足元は草履なので、歩き方も少し慎重にすると安心です。 - 袖の扱いに注意
振袖の袖は長く、華やかさの象徴でもあります。その分、食事のときや移動の際に袖が邪魔になることも。袖が汚れたり引っかかったりしないよう、両袖を手前で軽く押さえるようにすると上品です。
2. 座るとき・立つときのポイント
- 座るときは、まず裾を手で整える
いきなり椅子に座ると、裾が乱れてしまうことがあります。座る前に、両手で軽く前の裾を持ち上げ、椅子に浅めに腰かけましょう。 - 袖は膝の上で重ねて整える
長い袖は、膝の上にきれいに揃えて置くことで、だらしなく見えずエレガントに見えます。
3. 髪型・メイクも振袖に合わせて
振袖は華やかなので、それに合う髪型やメイクもポイントです。和装に合ったまとめ髪や、優しい色合いのメイクを心がけると、全体のバランスがとれてより美しく映えます。
また、髪飾りなどの小物も、トータルコーディネートの一部として楽しんでみてくださいね。
4. 食事の際の注意点
- ナプキンを上手に使う
袖が料理に触れてしまわないよう、ナプキンやハンカチでガードしましょう。 - 油ものや汁ものに注意
着物に汚れがつくと落とすのが大変です。特に油やしょうゆなどは大敵。食べるときは少し慎重に。
5. 雨の日や寒い日の対策
- 草履での歩行に注意
雨の日は滑りやすいため、足元に気をつけてゆっくり歩きましょう。 - 防寒アイテムは上品に
ショールや和装用コートなど、着物に合う防寒アイテムを取り入れることで、見た目を損なわず快適に過ごせます。
最後に…「楽しむ気持ち」がいちばんのマナー
振袖を着る日は、多くの人にとって一生に一度の大切な日。
もちろんマナーや所作も大切ですが、何よりも「振袖を楽しむ」気持ちが最も大事です。
写真をたくさん撮って、たくさん笑って、素敵な思い出をつくってくださいね。
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