袴の着付け方と注意点:丁寧でわかりやすいガイド

袴は、伝統的な和装の一つであり、特別な場面や式典で着用されることが多い装いです。しかし、初めて着る方や自分で着付けをする方にとっては、手順が少し複雑に感じられることもあるでしょう。この記事では、袴の着付け方を丁寧に、わかりやすくご紹介いたします。また、着崩れを防ぐための注意点もあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。


1. 袴を着る前の準備

袴を着付ける前に、以下のものを準備しましょう。

  • 長襦袢(ながじゅばん):着物の下に着る下着のような役割です。
  • 着物:袴の下に着る和装の着物。襟元がきれいに整うように準備します。
  • 腰紐(こしひも):着物を固定するために使います。2~3本あると安心です。
  • 伊達締め(だてじめ):着崩れを防ぐための布帯です。
  • :本体です。前紐と後紐があり、正しい順序で結ぶことがポイント。
  • 帯板(おびいた):帯の形を整えるための小物です。

2. 袴の着付け手順

ステップ1:長襦袢と着物を着る

  1. 長襦袢を着る
    長襦袢を羽織り、襟元を整えます。襟が左右対称になるようにし、後ろ襟を少し抜いて首元をきれいに見せましょう。
    腰紐でしっかりと固定します。
  2. 着物を羽織る
    長襦袢の上に着物を羽織ります。
    • 左前、右後ろの順に重ねます。(左前になるように注意)
    • 腰紐をウエスト位置で結び、伊達締めで固定します。

ステップ2:袴を着ける

  1. 袴の前紐を結ぶ
    • 袴を持ち、前紐を前方に当てます。
    • 前紐を後ろに回して交差させ、前に戻して結びます。
    • 結び目はきつすぎず、緩すぎず、しっかりと固定しましょう。
  2. 袴の後ろ紐を結ぶ
    • 後ろ側の袴を持ち上げ、背中にフィットさせます。
    • 後紐を前に回し、帯の上で交差させます。
    • 余った紐は後ろに戻して、リボン結びまたは蝶結びにして完成。

3. 袴の着付けでの注意点

  • 紐の結び方に注意する
    紐が緩すぎると着崩れの原因になります。しっかりと結ぶことで、長時間の着用でも形を保てます。
  • 襟元の整え方
    襟が左右対称で、後ろ襟が少し抜けていると、首元がきれいに見えます。写真映えもしますので、鏡で確認しましょう。
  • 丈のバランスを調整する
    袴の丈は、足首が見えるか見えないかくらいが理想です。長すぎると裾を踏んでしまう可能性があるため、注意してください。
  • 動きやすさの確認
    結び目がきつすぎると呼吸が苦しくなったり、動きにくくなったりします。着付け後に少し歩いてみて、違和感がないかを確認してください。

4. まとめ

袴の着付けは、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、手順を覚えてしまえばスムーズに着ることができます。ポイントは「襟元の整え方」「紐の結び方」「丈のバランス」です。
特別な日をより美しく、快適に過ごせるように、ぜひこのガイドを参考にしてください。


袴を自分で着付けるのが難しい場合は、プロの着付け師にお願いするのも一つの方法です。大切な日のために、最も美しい姿で過ごせるよう、しっかりと準備をしましょう。

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