はじめに
「ひあき祝いって聞いたことがありますか?」
地域によって呼び名や時期が違い、情報もばらばらです。初めてだと不安になります。この記事では、ひあき祝いの意味・日取り・準備・衣装・当日の流れを一つにまとめました。読み終えるころには、何をいつまでに用意すればよいかが明確になります。最後に、産着・母親向けフォーマルへ自然に進める導線も用意します。ネットレンタル前提で迷いなく選べる設計にしています。
椿さくら(社員・着物コーデ担当)
「大切なのは“家族が笑顔で過ごせる段取り”です。完璧を目指すより、体調第一で整えることをおすすめします。」
ひあき祝いとは?(意味・由来・呼び名)
ひあき祝いは、赤ちゃんの誕生を土地の神さまへ報告し、健やかな成長を願う行事です。初宮詣やお宮参りと重なる意味合いを持ちます。地域によっては**日明き(ひあき)**と呼び、古くからのしきたりとして受け継がれてきました。
呼び名は違っても、要点は共通です。
- 生まれたことを報告する。
- これからの無事を祈る。
- 家族の節目を写真や食事で記念に残す。
神社のご祈祷は、受付→清め→祝詞→玉串拝礼→授与品という端的な流れが一般的です。所要は20分前後が目安です。初めてでも安心して臨めます。
椿さくら
「“初めてのご挨拶”という気持ちで臨むと、自然と装いも所作も整います。」
いつ行う?(日取りと地域差・柔軟な決め方)
日取りの古い目安として、男の子は生後31~32日目、女の子は生後32~33日目がよく語られます。ただし、厳密である必要はありません。現在は、赤ちゃんと母体の体調、上の子の予定、天候、家族の集まりやすさを優先して前後にずらすご家庭が増えています。
生後1か月健診を一つの区切りに、体調が安定した時期を選ぶと安心です。真夏や真冬は、時間を短く、移動を最小限に計画すると負担が軽くなります。
椿さくら
「“正解の日”より“無理のない日”。特に暑さ寒さが厳しい時期は、屋内での写真先を一つ確保しておくと心強いです。」
何を準備すればいい?(持ち物・マナー)チェックリスト
最低限これだけを押さえると安心です。
- 初穂料:のし袋は「初穂料」。金額は各社の案内に合わせます。新札を用意し、中袋と表書きを整えます。
- 赤ちゃんのケア用品:おくるみ、タオル、ガーゼ、授乳・おむつセット、着替え1組。
- 防寒・暑さ対策:薄手毛布やブランケット。夏は保冷シート、扇子、うちわ。
- 撮影用:スマホとバッテリー。家族写真の立ち位置をメモ。
- 家族連絡:集合・解散場所、移動手段、会食の席次メモ。
マナーの要点
- 神社の撮影ルールに従います。フラッシュや三脚の可否は事前に確認。
- 会食の席は赤ちゃんと母親が出入りしやすい位置に。個室やソファ席が便利です。
- のし袋は折り目なく清潔に。封は糊付けせず、ふくさに入れて持参します。
椿さくら
「会食は“赤ちゃんの寝かしやすさ”を最優先に。ベビーチェアやおむつ替えスペースの有無を先に確認すると当日が楽です。」
衣装の選び方(赤ちゃん・母親・家族)
赤ちゃん(産着・祝い着)
産着(掛け着)は、柄に健やかな願いを託します。
- 男の子:鷹、兜、松、波、宝尽くしなど。力強さや出世、守りの意味を込めます。
- 女の子:毬、鶴、御所車、花丸、桜など。可憐さや良縁、幸福の象徴です。
色合わせの基本
- 産着が主役です。背景になる家族の衣装は淡色・無地寄りだと写真が整います。
- 赤ちゃんの顔映りを優先し、衿元はすっきりさせます。よだれかけは清潔第一で。
着せ方・移動のコツ
- だっこした大人の肩からふわりと掛けるのが基本。ひもの結びは短め・安全第一。
- 授乳やおむつ替えの直前直後は、掛け直しの時間を確保します。
- 風の強い日は洗える小さめ洗濯ばさみを忍ばせると、裏でそっと押さえられます。
母親・家族の装い
母親は、訪問着・色無地・付け下げ、または上品なセレモニースーツが安心です。季節に合う軽羽織やショールで体温調整を。
父親はダークスーツが基本。ネクタイは明るめで清潔に。
祖父母は準礼装~略礼装を幅感覚で。家族全体で“格を揃える”と写真が美しくまとまります。
兄姉は動きやすい装いで。足元は滑りにくい靴にします。
椿さくら
「“産着が映える背景づくり”がコツです。母親は淡色~中間色、柄は控えめ。家族全員で“明るい顔周り”を意識すると写真が一段と華やぎます。」
当日の流れ(スケジュール例)
例:午前参拝・正味2~3時間
- 自宅:授乳・着替え・持ち物最終チェック(30分)
- 移動:渋滞と駐車場を見込み早めに出発(30~60分)
- 神社:受付→お清め→ご祈祷→授与品(20~30分)
- 写真:境内のルールに沿って家族写真→個人カット(15~30分)
- 会食:個室でゆったり、赤ちゃんの様子で早めに切り上げ(60分)
ポイント
- ご祈祷は予約の有無を事前に確認。
- 撮影は前後どちらかに寄せ、滞在時間を短縮。
- 会食は移動少なめの導線を優先します。
写真撮影のコツ(境内・スタジオ)
- 時間帯はやわらかい光の午前が無難です。
- 構図は、赤ちゃんを中心に三角形の配置で家族を寄せると安定します。
- 産着の柄が見えるよう、胸元と背面の一枚を必ず押さえます。
- 雨天は、回廊・屋根のある場所で。逆光が強い場合は壁際で。
- スタジオ撮影を併用するなら、授乳直後のご機嫌タイムを予約時間に合わせます。
椿さくら
「“写真を一枚切り取れば物語が伝わる”を意識して、柄の意味と家族の手の位置を整えましょう。」
よくある質問(FAQ)
Q1:日にちを過ぎてしまいました。今からでも大丈夫ですか?
A:問題ありません。体調が整った時が最良の日です。季節や天候に合わせて、負担の少ない時間帯と場所を選びます。
Q2:費用の目安が知りたいです。
A:ご祈祷料+衣装+写真+会食の合計で考えます。衣装は内容(産着一式、母親の礼装、家族分の小物)と期間で幅があります。写真はスタジオか出張かで変動します。無理のない予算配分にします。
Q3:雨や寒さが心配です。
A:赤ちゃんにはおくるみ+薄手毛布。家族は撥水アウターや滑りにくい靴で安全に。屋内や回廊を撮影ルートに組み込みます。
Q4:祖父母の服装マナーは?
A:主役の赤ちゃんと母親の格に合わせ、準礼装~略礼装の範囲でそろえます。色は濃淡の統一を意識すると写真がまとまります。
Q5:上の子が飽きてしまいそうです。
A:短時間の役割を作ります。産着の柄探しゲーム、家族の“がんばったシール”など、5分刻みで切り替えると乗り切れます。
予約と手配(逆算スケジュールのすすめ)
T–8~6週:衣装の検討開始。人気柄は早めに埋まります。サイズ可否と同梱品(よだれかけ・小物)を確認。
T–6~4週:神社へ連絡。ご祈祷の流れ、初穂料、撮影ルールを確認。会食会場の個室とベビーチェアも押さえます。
T–3~2週:写真の手配(スタジオ/出張)。授乳タイミングと移動時間から逆算して予約。
T–1週:持ち物のパッキング。天候と気温の対策グッズを追加。
前日:天気と交通状況の再確認。家族の集合場所・時間を共有。
当日:授乳→移動→ご祈祷→写真→会食の一筆書き導線でスムーズに。
椿さくら
「“3つの確定”が鍵です。衣装、祈祷枠、撮影枠。この順で押さえると全体が自然に決まります。」
まとめ(次のステップ)
- ひあき祝いは、誕生の報告と健やかな成長を祈る大切な節目です。
- 日取りは目安。赤ちゃんと母体の体調最優先で柔軟に。
- 準備はチェックリスト化し、持ち物と動線をシンプルに。
- 衣装は産着が主役。家族は背景を整えて写真の完成度を高めます。
- 予約は“衣装→神社→写真”の順で一気通貫に。
この流れなら、初めてでも安心です。まずは産着カテゴリと母親フォーマルカテゴリで、家族の一枚にふさわしい一式を選んでください。必要な情報は、柄の意味・季節の対策・当日の進行メモまで揃えています。
椿さくら
「装いは“願いを形にする道具”です。無理のない段取りで、家族の笑顔を一番に。素敵な一日になりますように。」
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