【初心者でも安心!】丁寧に解説する着物の着付け方と注意点
日本の伝統衣装である着物。美しい佇まいや優雅な動きが魅力ですが、着付けに対して「難しそう」「自分でできるのかな?」と思う方も多いのではないでしょうか?
今回は、初心者の方でも安心して挑戦できるように、着物の基本的な着付け方と注意点を、丁寧にわかりやすく解説します。お客様目線でのアドバイスも交えているので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 準備するもの
着物の着付けには、以下のアイテムが必要です。
- 肌着(和装用または襦袢):汗を吸収し、着物を清潔に保ちます。
- 長襦袢:着物の下に着るもので、襟元を整える役割があります。
- 着物:今回の説明では、普段着や訪問着などの基本的な着物を想定します。
- 帯(名古屋帯または袋帯):着物を固定し、スタイルを美しく見せます。
- 帯板・帯枕:帯を平らに見せたり、形を整えるために使用します。
- 腰紐(3〜4本):着物や長襦袢を体に固定します。
- 伊達締め(2本):着物や襦袢の着崩れを防ぎます。
- 足袋と草履:足元を美しく整え、全体のバランスを保ちます。
2. 基本の着付け手順
① 肌着・長襦袢を着る
- 肌着を着用し、清潔に保ちます。
- 長襦袢を着て、衿を合わせます。左右の衿を重ねる際は、左前になるように注意しましょう(右前は亡くなった方の着付けです)。
- 腰紐で長襦袢を固定し、シワがないように整えます。
- 襟元をきれいに見せるために、伊達締めを巻いて固定します。
② 着物を羽織る
- 着物を羽織り、背中心(背縫い)を体の中央に合わせます。
- 左右の襟を合わせ、長襦袢の襟が少し見える程度に調整します。
- 裾の長さを決め、床すれすれに調整します。
- 腰紐で着物を固定します。前後左右のシワを伸ばして整えましょう。
- 伊達締めを巻いて、着崩れを防ぎます。
③ 帯を結ぶ
- 帯板を巻き、帯が平らに見えるようにします。
- 名古屋帯または袋帯を巻き始めます。帯の長さを確認し、前帯の柄の位置を意識して整えましょう。
- 帯枕を使って形を作り、帯締めで固定します。
- 帯揚げで帯枕を隠し、美しい仕上がりに整えます。
- 最後に帯締めを結び、全体のバランスを確認します。
3. 着付けの注意点
- 襟の合わせは必ず左前に
着物の襟は、左前に重ねます。これは、生きている人の着付けの基本です。反対にすると不祝儀の装いになってしまうため、注意が必要です。 - シワをしっかり伸ばす
着物はシワが目立ちやすいので、腰紐を締める前に、前後左右のシワを丁寧に伸ばしましょう。シワがなくなることで、見た目が格段に美しくなります。 - 締めすぎないように注意
腰紐や帯をきつく締めすぎると、苦しくなったり、着崩れの原因になることがあります。心地よい程度の締め具合を心がけましょう。 - 帯の高さを整える
帯の高さは、背中の中心で水平になるように調整します。特に後ろ姿のバランスを意識すると、スタイルが美しく見えます。
4. 初心者でも安心!ワンポイントアドバイス
- 鏡を活用する
全身鏡を使って、正面・横・後ろ姿を確認しましょう。特に襟元や帯のバランスを整える際に役立ちます。 - 練習あるのみ!
最初は難しく感じるかもしれませんが、何度も練習することでコツがつかめてきます。焦らず、ゆっくりと慣れていきましょう。 - プロの着付け師に相談するのも◎
自分で着るのが不安な場合は、プロの着付け師にお願いするのも良い方法です。コツを教わりながら練習することで、よりスムーズに着付けができるようになります。
5. まとめ
着物の着付けは、初めての方にとって少し難しく感じるかもしれません。しかし、基本の手順を覚え、注意点に気をつけることで、美しい着姿を楽しむことができます。
日本の伝統美を身にまとい、特別な日をさらに素敵なものにするために、ぜひ挑戦してみてください。
着物の着付けがうまくできるようになると、お出かけがもっと楽しくなりますよ!
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