お宮参りの夏用と絽と単衣の違いは?

お宮参りは夏でも大丈夫?季節ごとの違いと注意点

お宮参りは、生後30日〜100日を目安に行うご家庭が多いです。ただし厳密な決まりはありません。赤ちゃんの体調、天候、家族の予定に合わせて無理なく設定してください。猛暑日は、午前の涼しい時間帯を選び、参拝の滞在時間を短くする。屋内待機や日陰移動を意識する。これが基本です。

当日のポイント

  • 受付〜ご祈祷〜記念撮影の順をコンパクトに。
  • 水分補給、日傘、保冷グッズを用意。
  • 駐車場や最寄り出入口、待合スペースを事前に確認。
  • 予定を詰め込みすぎない。会食は別日にしても構いません。

夏のお宮参りにおすすめの着物素材

夏のキーワードは通気性軽さです。代表的なのが「絽」と「単衣」。袷(あわせ)は裏地があり秋冬向き。夏は避けるのが無難です。

絽(ろ)とは

薄く透け感のある夏織物です。風が通りやすく、見た目も清涼。7〜8月の盛夏にふさわしいフォーマル素材として定評があります。写真では生地の陰影がさわやかに写り、神社の緑とも相性が良いです。

絽の魅力

  • 通気性が高い。
  • 見た目が涼しげ。
  • フォーマル感を保ちながら軽やか。

おすすめの月:7〜8月
親御さんの装い:訪問着・色無地の絽、長襦袢や半衿も夏用に統一。

単衣(ひとえ)とは

裏地のない仕立てです。袷より軽く、6月・9月の端境期に活躍します。暑さが心配だけれど、絽ほどの透け感は求めない。そんなときにちょうどいい選択肢です。

単衣の魅力

  • 軽くて涼しい。
  • しっとり上品に見える。
  • 端境期の気候にフィット。

おすすめの月:6月・9月
親御さんの装い:訪問着・色無地の単衣。帯・小物は透け感や麻混などで季節感を合わせる。


社員インタビュー:椿さくらに聞く「素材選びの最短ルール」

「**7〜8月は絽。6月/9月は単衣。**まずはこの目安で十分です。赤ちゃんの体感温度を一番に。装いは“見た目フォーマル × 体感軽やか”のバランスです。」

「上を絽にしたら、長襦袢や半衿も夏素材に。ここがズレると、暑さも着姿も崩れやすいです。素材は上下で統一。これが夏の成功パターンです。」

「濃色は熱を吸いやすいので、淡い地色が夏は安心。写真には白、薄藤、水色、生成りなどが映えます。**“家族で3色”**を目安に、産着の主色+親のサブ色2色でまとめると統一感が出ます。」


産着(掛け着)とママの装い、違いと工夫

赤ちゃん(産着)

  • **盛夏は“薄物仕立て”**を第一候補に。
  • 内側はガーゼや薄手インナーで体温調整。
  • 抱っこ布や授乳ケープは吸汗速乾タイプが便利。
  • 直射日光は短時間。日陰移動+小休止をこまめに。

ママ(母親)

  • 盛夏は絽の訪問着・色無地。帯や帯揚げ、帯締めも夏用をそろえると涼やか。
  • 端境期は単衣。帯や小物で透け感や清涼素材を効かせる。
  • 髪型は襟足の風通しを意識。まとめ髪だと首周りが涼しい。

パパ・兄弟姉妹

  • パパは通気性の良いスーツや、夏用の和装。
  • 兄弟姉妹は軽い素材の洋装や、浴衣風の涼しいアイテムも一案。
  • 家族で濁り過ぎない中間色+差し色でまとめると、写真が上品に整います。

早見表:月×素材×こんな人に

推奨素材の目安こんな人に
7–8月(盛夏)絽(薄物)絽・紗など通気重視とにかく涼しく。清涼感ある写真にしたい
6月・9月(端境期)単衣表地は通常素材/裏なし暑さは気になるが、透け感は控えめで上品に

椿さくら「最高気温30℃超え&日差し強め→絽27〜29℃で風がある→単衣でも快適です。前日夜に天気アプリで“最高気温と風”をチェックして、最終決定を。」


夏用レンタル着物を選ぶときのポイント

  1. 月と気温で素材を決める。
  2. 長襦袢・半衿・帯まわりまで“夏仕様”へ統一。
  3. サイズと着付け所要時間を逆算し、スケジュールを余裕に。
  4. 写真映えの色を神社の背景で考える。緑には白や淡色が好相性。
  5. 移動動線(日陰、待合、最寄り出入口、駐車場)を確認。
  6. 熱中症対策(保冷、飲料、日傘、扇子)を家族分用意。
  7. 返送手順を事前に確認。帰宅後すぐ対応できる段取りを。

レンタルのメリットと費用感

  • **季節に合った最適素材を選べる。**絽・単衣・袷が季節別にラインアップ。
  • **保管・お手入れ不要。**使用後のケアや管理の手間がない。
  • **価格は1万円台〜3万円台が目安。**格やセット内容により変動。
  • **コーデ相談がしやすい。**色合わせや小物選びもまるごと完結。

椿さくら「“素材統一のセット”で探すと失敗が減ります。産着、ママの着物、小物、長襦袢。夏はここを一気通貫で整えるのが近道です。」


写真映えを高める小ワザ(夏編)

  • 時間帯:午前早め。光が柔らかく、汗も少ない。
  • ロケーション:参道の木陰、社殿脇の陰影、白壁の前。
  • 色設計:産着が主役。親はトーンを落ち着かせて引き立てる。
  • 所作:抱っこは顎を引き、帯の結び目や伊達締めの整えを一呼吸で確認。
  • 小物:扇子や日傘は実用と絵づくりの両立。柄が主張しすぎないものを。

よくある不安Q&A

Q. 真夏の大安しか家族の予定が合いません。
A. 六曜は神社のご祈祷と直接の関係は薄いです。混雑回避と暑さ対策を優先し、午前の涼しい時間帯を選びましょう。

Q. 産後すぐで心配。時期はずらせますか。
A. 明確な決まりはありません。赤ちゃんとママの体調、天候、授乳のリズムを最優先に。100日前後で実施する例もあります。

Q. 絽と単衣、最後まで迷ったら。
A. 指標は最高気温と風です。30℃超で日差し強→絽。27〜29℃で風あり→単衣。迷うときは淡色の絽が無難です。


当日運びの“黄金リスト”

  • 前日:天気と最高気温を確認。保冷グッズと飲料を家族人数分。
  • 朝:着付け時間に余裕を。出発前に長襦袢の衿元を最終チェック。
  • 現地:日陰の待機位置を確保。祈祷の受付〜所要時間を確認。
  • 撮影:最初は日陰、仕上げに木漏れ日スポットへ。
  • 帰宅:返送の段取りをすぐ実行。封入物の入れ忘れに注意。

インタビュー小話:現場で効いた“3つの工夫”

  1. 短時間設計。参拝と撮影をまとめつつ、会食は別日に。赤ちゃんの機嫌が長く持ちます。
  2. 素材統一。上は絽、下は冬用…を避け、全身を夏仕様へ。動きやすく着姿も美しく。
  3. 色の引き算。産着が主役。親は地色を一段淡くすると、写真に気品が出ます。

まとめ

  • **盛夏は絽、端境期は単衣。**まずはこの軸で素材を決めます。
  • 上下の素材統一で、快適さと着姿の完成度が上がります。
  • 動線と時間帯を設計して、赤ちゃんの負担を最小に。
  • 内部導線から、季節に合う一式をそのまま選べば準備がスムーズです。

「心によりそう、和のおもてなし。」
特別な一日が、家族の記憶にやさしく残りますように。


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