七五三は、お子さまの成長を祝う大切な節目の一日です。
主役のお子さまの着物は決めたものの、
- きょうだいも何か特別な服を着せた方がいいのか
- パパやママはどんな服装が正解なのか
- 家族みんなで衣装を揃えると大げさにならないか
そんなふうに迷われる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、京都の町家で育ち、幼い頃から着物文化や茶道、和のしつらえに親しんできた社員「椿さくら」が、これまで多くのご家族の七五三のお支度をお手伝いしてきた経験をもとに、
- 七五三を家族・きょうだいで衣装を着て過ごす“本当の良さ”
- パパ・ママ・きょうだいの服装選びのポイント
- 当日のスケジュールと過ごし方のコツ
- 忙しいご家庭でも無理なく整えられる衣装準備の方法
について、できるだけ具体的にお伝えしていきます。
椿さくら
「七五三は、お子さまにとって“初めてのフォーマル体験”であり、ご家族にとっても“節目を一緒に味わう日”だと思います。衣装は、その一日に彩りを添える大切な要素だと感じています。」
七五三を控えたご家族が、少しでも安心して準備できるきっかけになればうれしいです。
七五三は「家族で衣装を着る」と特別な思い出になる
家族全員で写真に統一感が出る
主役のお子さまだけが着物や袴で、他の家族がいつもの服装だと、いざ写真を見返したときに「なんだかバランスが悪いな」と感じることがあります。
反対に、家族やきょうだいもフォーマルな装いに整えると、写真全体に一体感が生まれます。
- 色味が揃っている
- カジュアルすぎる人がいない
- 背景と衣装の雰囲気が合っている
こうした要素がそろうことで、一枚の写真が“きちんとした記念写真”として残りやすくなると感じます。
椿さくら
「ご家族全員が整った装いで並んでいると、それだけで一枚の写真が“物語”になります。時間が経つほど、『あのとき頑張って一緒に着て良かったね』と振り返ってくださる親御さまが多い印象です。」
子どもの成長を家族で祝う“儀式性”が強まる
七五三は、成長の節目を神社にお参りして感謝する、日本ならではの儀式だと思います。
家族みんなで衣装を整えると、「今日は特別な日なんだ」という気持ちが自然と高まり、日常と行事の切り替えがつきやすくなります。
洋服でも構いませんが、
- 主役の着物に合う色味
- 清潔感のあるフォーマルなデザイン
を意識して揃えていくと、家族全員で節目を大切にしている空気が生まれやすいと感じます。
きょうだいにも特別な体験になる
上の子の七五三に合わせて、下のきょうだいにも被布セットやワンピース、シャツ&パンツなど、少しだけ特別なお洋服を用意されるご家庭も多いです。
椿さくら
「七五三の主役ではないきょうだいにも、ちょっと特別なお洋服や着物を用意してあげると、『自分も一緒にお祝いしてもらえた』という気持ちにつながるように感じます。兄弟げんかの予防にも、実はこっそり効果があると思います。」
「自分だけ普段着だった」という記憶よりも、「自分も一緒におめかしした」という体験の方が、きょうだいにとってもあたたかい思い出になるのではないでしょうか。
祖父母や親族との写真が一層きれいに残る
遠方から祖父母が来てくださる場合や、親族が集まる場合、せっかくならきちんとした姿を見せたいと考える方は多いです。
家族みんなで衣装を整えておくと、
- 集合写真の仕上がりがぐっと華やかになる
- 写真をプリントして贈ったときの満足度が高い
という良さがあります。
「せっかく来てもらったのだから、ちゃんとした姿を見せられてよかった」と感じるご家族が多いように思います。
家族・きょうだいで衣装を着るべき?迷う人のための判断ポイント
きょうだいの年齢ごとのおすすめ衣装
きょうだいの衣装は、年齢によって選び方のポイントが変わります。
- 0〜1歳ごろ
抱っこが多い時期なので、柔らかいロンパースやドレス風ロンパースなど、着心地最優先がおすすめです。袴風ロンパースも写真映えしやすく人気だと感じます。 - 2〜3歳ごろ
被布セットや、ふんわりしたワンピースなど、動きやすい服が良いと思います。じっとしているのが苦手な時期なので、長時間着ていても疲れにくいことを重視したいところです。 - 4〜6歳ごろ
簡単に着られるタイプの着物や、少しフォーマルなワンピース・シャツ&パンツスタイルなどが選ばれています。主役の年齢とのバランスも見ながら選んであげると良さそうです。
兄弟・姉妹の組み合わせ別コーデ例
兄妹・姉弟・姉妹・兄弟など、組み合わせによっておすすめのコーディネートも変わります。
- 姉妹:
色違いのワンピースや、テイストを揃えた着物にすると、「双子風コーデ」のような一体感が出ます。 - 兄弟:
柄のテイストを揃えたシャツとパンツ、色味を合わせた羽織袴など、きちんとしつつ動きやすいスタイルが人気だと感じます。 - 兄妹・姉弟:
男の子はすっきりしたスーツ風、女の子は柔らかい色のワンピースや着物にすると、写真に立体感が出てバランスが取りやすい印象です。
家族構成別の“統一感が出る配色”
家族写真で迷いやすいのが「色のバランス」です。
おすすめなのは、あらかじめテーマカラーを決めてしまう方法です。
- ベージュ×ネイビー
- ピンク×グレー
- ホワイト×ブルー
など、2色を軸にして、
- 主役のお子さま:一番華やかな色・柄
- ママ:柔らかく上品な色味
- パパ:落ち着いたダークカラー
- きょうだい:主役とママの中間くらいのトーン
というイメージで揃えると、全体がまとまりやすいと感じます。
動きやすさ・子どもの負担を軽くするコツ
見た目だけで衣装を選ぶと、当日「歩きにくい」「苦しい」となってしまうことがあります。
子どもの負担を軽くするためには、
- サイズは“少し余裕がある”くらいを選ぶ
- マジックテープやゴム仕様など、着脱しやすいものを選ぶ
- 靴は履き慣れたものに近い形のものにする
などを意識すると良いと思います。
椿さくら
「小さなお子さまほど、“可愛さ”より“ご機嫌でいられるかどうか”を優先してあげると、七五三の一日がぐっと穏やかになります。ふわっとした柔らかい素材や、締め付けの少ないデザインを選んでいただきたいです。」
パパ・ママ・きょうだいの服装|写真映えする定番スタイル
ママ:訪問着・付下げ・フォーマルドレス
ママの服装は、主役のお子さまを囲む“額縁”のような存在だと思います。
- 和装なら
訪問着や付下げなど、七五三の格に合う着物がよく選ばれています。淡いベージュや水色、薄桃色など、柔らかく上品な色味にすると、全体が落ち着いた印象になります。 - 洋装なら
膝丈のワンピースやセレモニースーツがおすすめです。色はベージュ・ネイビー・グレーなど控えめなトーンにすると、主役を引き立てやすいと思います。
椿さくら
「ママの装いは、主役のお子さまの着物をそっと引き立てる役割があります。光沢のある生地や、繊細なレースなどを選ばれると、写真でも上品な雰囲気になりやすいと感じます。」
パパ:スーツ・紋付袴
パパの服装は、すっきりとした印象を意識するのがおすすめです。
- ダークスーツ(ネイビー・チャコールグレー・ブラック)
- 白シャツ
- シンプルなネクタイ
という王道の組み合わせは、どんな七五三のスタイルにも馴染みやすいです。
和装にされる場合は、紋付風の羽織袴も厳かな雰囲気になり、主役のお子さまと並んだときの迫力が出ると感じます。
きょうだい:着物・被布・ワンピース・スーツ
きょうだいの服装は、年齢と性格に合わせて選ぶのがいちばんです。
- 動き回りたいタイプのお子さま
→ 軽くて動きやすいワンピースやシャツスタイル - 写真が好きで、おめかしを楽しめるお子さま
→ 被布セットや、簡単に着られるタイプの着物
どちらも、「長時間着ていられるかどうか」を基準に考えてあげると、当日困りにくいと思います。
家族で衣装を合わせるときのNG例
家族で衣装を揃えるときに、避けた方がよいと感じるパターンもあります。
- 主役のお子さまよりも、ママやきょうだいの方が派手になってしまう
- 色味がバラバラで、集合写真で誰か一人だけ浮いてしまう
- カジュアルとフォーマルが混在し、格の差が大きくなってしまう
迷ったときは、「主役>ママ>きょうだい・パパ」の順に華やかさを決めていくと、バランスが取りやすいように思います。
七五三当日のおすすめスケジュール
衣装の受け取り → お支度
七五三当日は、どうしてもバタバタしがちです。
事前に衣装を自宅に届けてくれるレンタルサービスを利用すると、前日までにサイズ確認や小物のチェックをしておけるので、当日の安心感が違うと感じます。
お支度の順番は、
- きょうだいなど、比較的簡単に整えられる子ども
- パパ・ママ
- 一番の主役のお子さま
という順番にすると、主役の着崩れや疲れを最小限にしやすいです。
椿さくら
「一番頑張る主役のお子さまは、最後に仕上げてあげると、着ている時間が短くて済みます。きょうだいのお支度を先に済ませておくと、全体がとてもスムーズになると感じます。」
神社参拝
神社は午前中〜昼前が混み合いやすい傾向があります。
小さなお子さまがいるご家庭は、少し時間をずらして、混雑を避けた時間帯を選ぶと、待ち時間が減って負担が軽くなると思います。
衣装での移動が心配な場合は、
- 神社の近くまで車やタクシーで移動する
- 徒歩の距離を短くする
などの工夫をしておくと安心です。
家族写真撮影
写真撮影は、光が柔らかくきれいに入る「午前中〜15時頃」がおすすめです。
撮っておきたいカットとしては、
- 家族全員の集合写真
- きょうだいだけの写真
- 祖父母と一緒の写真
- 主役のお子さまのソロショット
などがあります。
事前に「どの組み合わせの写真を撮りたいか」をざっくり決めておくと、当日慌てずに済むと思います。
食事会の流れ
参拝や撮影のあとは、少し早めの時間から食事会をするご家庭も多いです。
衣装のまま食事をするか、一度着替えるかは、
- お店の雰囲気
- お子さまの年齢
- 汚れが気になるかどうか
などで判断されると良いと思います。
小さなお子さまがいる場合は、「無理をしないで早めに切り上げる」くらいの気持ちでいる方が、当日の満足度が高くなりやすいと感じます。
スムーズに動くための“プロの裏ワザ”
七五三当日をスムーズに過ごすために、よくお伝えしているコツがあります。
- スケジュールを書き出して、家族で共有しておく
- 持ち物リストを事前に作ってチェックする
- 子どもが飽きないように、おやつや小さなおもちゃを用意しておく
椿さくら
「『完璧な一日』を目指しすぎると、親御さまがとても疲れてしまいます。少し余白を残したスケジュールにしておく方が、結果として良い思い出になりやすいと感じています。」
家族・きょうだいで七五三を過ごす際の注意点
着崩れ対策
着物や袴は、長時間着ているとどうしても着崩れしやすくなります。
- 腰ひもが苦しくないか、きつすぎないかを事前に確認する
- 小さめのピンチやクリップを持っておく
- 車の乗り降りや抱っこのときは、裾や帯をそっと支える
こうしたひと工夫で、着崩れをかなり防げると感じます。
写真撮影のコツ
写真撮影のときは、
- 逆光になりすぎない場所を選ぶ
- 子どもが飽きないうちに大事なカットから撮る
- 無理に「笑って」と言わず、自然な会話をしながら撮る
などを意識すると、柔らかい表情が残りやすいです。
神社での混雑対策
混雑する時期や時間帯には、
- 待ち時間が長くなりすぎないように、早めの時間に行く
- 祖父母と一緒の場合は、移動距離を短くする
- 並ぶ時間に備えて、飲み物や帽子を用意する
といった準備をしておくと安心です。
トラブルを防ぐ事前準備
当日のトラブルを減らすには、前日までの準備が大切だと思います。
- 衣装や小物が一式そろっているか確認する
- 靴を事前に試し履きしておく
- 天気予報を見て、暑さ・寒さ対策を考えておく
少しだけ丁寧に準備しておくことで、「あれが足りなかった」という後悔を減らせると感じます。
衣装はどう準備する?レンタルを活用するメリット
家族全員分を一度に揃えられる
家族全員分の衣装を購入で揃えようとすると、どうしても費用が大きくなります。
フォーマルな場は何度もあるわけではないので、賢くレンタルを活用されるご家庭も増えていると感じます。
レンタルサービスの良さは、
- 家族分をまとめて検索・比較できる
- サイズや色、雰囲気を一覧で見ながら選べる
- 草履・バッグ・帯などの小物がセットになっていることが多い
といった点にあると思います。準備の抜け漏れを防ぎやすいのも大きなメリットです。
持ち運びが楽で当日がスムーズ
自宅にコンパクトな箱で衣装が届くタイプのレンタルなら、当日の持ち運びも比較的楽です。
事前に一度広げて、シワやサイズをチェックしておくと、当日は着るだけの状態にしておけます。
クリーニング不要で後片付けが簡単
多くのレンタルサービスでは、使用後のクリーニングが不要で、そのまま返却できる仕組みになっています。
七五三のあとは、写真の整理やアルバム作りなど、別の楽しみも待っていますので、後片付けの手間が少ないのは大きな助けになると思います。
豊富なデザインから選べる|ネットレンタルの上手な選び方
最近は、七五三専用の衣装をネットでレンタルできるショップも増えています。
七五三のカテゴリーページでは、
- 年齢(3歳・5歳・7歳)
- 性別
- 色・テイスト
- 価格帯
などで絞り込めるようになっていることが多いので、家族写真のイメージを思い描きながら、
- 主役のお子さまの衣装
- ママの装い
- パパのスーツや和装
- きょうだいの衣装
という順番で選んでいくと、迷いにくいと感じます。
椿さくら
「最近は、ご自宅に届けてもらった衣装で七五三当日を迎えるご家庭もとても多くなっています。忙しい共働きの方や、近くに着物のお店がない地域の方にとって、頼もしい選択肢になっていると思います。」
七五三衣装のレンタルカテゴリーページでは、家族みんなでコーディネートしやすいセットや、きょうだい用の衣装も探しやすくなっています。
ご家族構成に合ったページを上手に活用してみてください。
まとめ:家族で衣装を合わせると七五三の思い出は格段に豊かになる
最後に、七五三を家族・きょうだいで衣装を着て過ごす良さをあらためてまとめます。
- 家族・きょうだいで衣装を整えると、写真に一体感が生まれ、何年後に見返しても満足度の高い一枚になりやすい
- きょうだいにとっても、「自分もお祝いの一員だった」という前向きな記憶が残りやすい
- パパ・ママ・きょうだいの服装は、「主役のお子さまを引き立てながら、家族全体のバランスを整える」ことが大切
- 当日は、お支度 → お参り → 撮影 → 食事という流れを意識しつつ、無理のないスケジュールと小さな工夫で心に余裕を持てる
- 衣装は、家族分をまとめてレンタルできるサービスや七五三専用カテゴリーページを活用すると、準備と片付けの負担をぐっと減らしやすい
椿さくら
「七五三は、ただ“写真を撮る日”ではなく、ご家族みんなでお子さまの成長を味わう一日だと思います。衣装を通して、その一日がよりあたたかく、心に残る時間になりますように。ご家族にとって、かけがえのない節目になりますよう、心から願っています。」
ご家族らしい七五三の形をイメージしながら、家族・きょうだいの衣装や過ごし方をぜひじっくり考えてみてください。
その一歩が、未来のアルバムの中で輝き続ける一枚につながっていくと思います。
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